GCN文庫『毎日家に来るギャルが距離感ゼロでも優しくない』台本風SSを公開！

GCN文庫5月19日
「毎日家に来るギャルが距離感ゼロでも優しくない」
ゴールデンウィーク突入の前に、台本風SSを公開します！

満天が太一の家で某フィットネスゲームをプレイするお話です。

満天「お～っす！　宇津木～！　今日もいつものヤツやりに来たぞ～！」
太一「ふ、不破さん!?　え、なんで……というか鍵はどうやって……」
満天「こないだりょうこんに合鍵貰った」
太一「姉さん……といいますか、今日もですか？　ここのところ毎日じゃないですか」
満天「いつまでもナメられっぱなしとかすげぇムカつくじゃん？　んなわけだから、いつものフィットネスゲームの準備よろ」
太一「ええ～……なんで休みの日まで……はぁ～。ギャルって、みんなこんな自己中なのかなぁ……」
満天「あ？　なに文句でもあんの？」
太一「すぐに準備させていただきます！　テーブルはこっちに……あとはヨガマット……あれ、ヨガマットどこだっけ」

──ゲーム機の電源が入る

太一「できました」
満天「うっし！　んじゃやっか！　え～と今日はステージ５、っと……宇津木、飲みもん出しといて～」
太一「……いつものでいいんですか？」
満天「おけまる」
太一「分かりました」
満天「うっしゃ！　いっくぜ～　――ふっ、ふっ、ふっ　お？　宝箱じゃん。スクワットで開けてっと――ふぅ～、ふぅ～、ふぅ～～……よっしアイテムゲット！」

──少し経って。

太一「はい。不破さん」
満天「おう、サンキュー。そのへん適当に置いといて――うわっ、と」
太一「あ。敵に当たりましたね」
満天「やっべ見てなかったから敵かわし損ねた」
太一「いえ、かわさないでちゃんとフィットネスして戦ってください」
満天「わ～ってるよ。でもこれ敵の数多いとたるいんだよなぁ……うわ４体もいるし。しゃあね、いっちょやりますか！　敵の弱点になるヤツは～……体幹ね。んじゃこれ、立木のポーズ！　えっと、片足立ちになって……足裏を膝の横につけて腕を上にっ、おっとと!?　これバランスとるのむっず！」
太一「だ、大丈夫ですか？」
満天「こん、ぐらいっ、余裕だし――このまま体を、横に倒して……ふ～……すぅ～……また反対に、倒す……ふ～……すぅ～……うっし！　んじゃ足を組み替えて、っと、ととととっ!?」
太一「っ!?　不破さん!?　あぶなっ」
満天「っ――あっぶね……わりわり。助かったわ」
太一「はぁ～。……気を付けてくださいよ～」
満天「だから悪かったって……てかさ～、いつまで抱きついてんだし」
太一「え？　うわぁぁぁっ、す、すみません！」
満天「ちょっ、きょどり過ぎなんだけど！」
太一「うぐっ」
満天「あはははっ！　さ～て、続きやるか。でもちょっとあっちぃな～。てか汗ヤバいし。上、もういらねぇか。んしょ、っと」
太一「不破さん!?　なに脱いでるんですか!?　下着見えちゃいますから！」
満天「いやこれスポブラだし。ジムとか行ったら普通だからこんなん。宇津木～。あんたちょっと初心すぎね～？　スポブラとかいつも着てるインナーと変わんねぇじゃ～ん」
太一「ちょっ!?　なんで近付いてくるんですか!?」
満天「あははははっ！　顔真っ赤過ぎてウケるんだけど！　こんくらいで動揺しまくりじゃん！　宇津木反応良すぎ！　にしし……そんじゃ～……うりゃ！」
太一「ん゛～～～～っ!?　ふ、不破さん！　なんでくっついてくるんですか!?」
満天「ん～？　そりゃあさぁ……」

満天「さっきはあんがとよ」
太一「え？」

──シャッター音

太一「え……？　スマホ？」
満天「ぷはっ！　これ最高！　宇津木の顔マジでトマトみてぇ！　めっちゃウケんだけどこれ！　あとでマイに送ってやろ～、っと。さ～て続き続き！」
太一「すぅ～……はぁ～……オレは何を期待したんだろ」
満天「おい、宇津木！」
太一「なんですか？」
満天「次、宇津木の番な。ってことで、あんたの運動、アタシが手伝ってやるよ！　さっき助けてもらったお礼に……にしし」
太一「……嫌な予感しかしない」

SSは以上となります。
本編は5/19発売です！　既に各法人様で予約開始しているので、よろしくお願いします！
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そしてそしてっ！
実はこちらのSS、とある施策のために書いていただいたものになります。
どこで使われるのかは……近日公開予定！
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